私のエクシオ婚活パーティー体験談 アラサー女が年収○千万男性と出会った話
30代に差し掛かった、ある日のことでした。
何気なくテレビをつけると、「実況!中高年の婚活パーティー」という文字が目に飛び込んできました。ちょうど婚活を始めようとしていた私は、思わず見入ってしまいました。
画面には、広いホテルの一室に数十名の男女が集まり、お見合いパーティーをしている様子が映し出されています。
参加者の年齢は30代~40代ぐらいでしょうか、皆さん熱心に生涯の伴侶を探しておられて、会場は熱気ムンムンという感じでした。
婚活パーティーを主催しているのは「エクシオ」という会社です。私はさっそくネットで「エクシオ」を検索してみました。
恋活アプリ | 婚活アプリ | ハイスペアプリ | |
---|---|---|---|
no.1 | イヴイヴ | Omiai | バチェラーデート |
no.2 | タップル誕生 | match.com | Dine |
no.3 | With | ユーブライド | 東カレデート |
no.4 | ペアーズ | マリッシュ | フェリ恋 |
no.5 | Chapters | ブライダルネット | Paycute |
no.6 | Ravit | ペアーズエンゲージメント | Drossy |
遊びたいアプリ | 出会いアプリ | パパ活アプリ | |
---|---|---|---|
no.1 | PJ | ワクワクメール | ラブアン |
no.2 | PATERS | イククル | シュガーダディ |
no.3 | hanabi | ハッピーメール | PADDDY67 |
no.4 | Poiboy | pcmax | Pappy |
no.5 | Mory | Jメール | Mitsumitsu |
no.6 | flip | love serch | Patrona |
目次
初めての婚活サイト
「オミカレ」とは?
Yahooで調べているうちにどうやら、エクシオ以外の大手の婚活パーティーも全部一括でまとめて見れるサイトがあるらしいのです。
「オミカレ」は参加するごとにポイントが自動でたまって、ポイントは電子マネーに換金も出来るので普通に予約するより少しお得で便利。なるほど。
「エクシオ」って?
エクシオは2001年に設立された会社で、婚活に関しては歴史のある大手。近年は全国の47都道府県で、毎日婚活パーティーを開いているそうです。
そしてカップリング率は40%以上、つまり10組中4組以上がカップルとして成立しているわけで、これはなかなかの高実績ではないでしょうか。
他にもエクシオは、さまざまなパーティーの企画をしているようです。年代別のほかに、「男性公務員限定」「ぽっちゃり女性限定」「専門職&安定収入男性限定」
「漫画・アニメ・ゲーム・テレビ好き」等々。
これだけ色々なパーティーが企画されているなら、素敵な男性にめぐり会える機会も多いはず。そう思った私は迷わず参加の意思を決めました。
登録してみました
さっそく「オミカレ」に登録してエクシオの婚活パーティー参加予約してみました。登録方法はカンタンでした。
HPで利用規約を確認し、
- メールアドレス
- パスワード
- 性別
- 都道府県
- 婚姻歴
- 名前
- 電話番号
計7つを入力するだけ。
LINEで連動して登録する事もできましたが、あえてここはメールで登録。
パーティーは地域別でも探せるようになっていて、私の住んでいる地域で近々行われるパーティーの一つに「男性EXECUTIVE編」というのがありました。詳細を見てみると
■男性:参加資格 28~46歳位
年収450万以上の医師・会社経営者・公務員・一流企業勤務の方
費用 3,500円
■女性:参加資格 26~40歳位
費用 3,500円
獲得予定ポイント 100ポイント
と、なっています。獲得したポイントは、次回以降のパーティー参加費として使えるとのことでした。
女性として結婚相手に求めるのは、やはり安定した収入です。私は早速この「男性EXECUTIVE編」に申し込み、ワクワクしながらその日を待ちました。
いざ、エクシオの婚活パーティーへ!
服装と持ち物
いよいよパーティー当日の朝を迎えました。お化粧は薄めにし、服装は「地味すぎず派手すぎず、品の良いもの」を選びました。
紺色のセットアップにパールのネックレスとイヤリング、淡い茶系のブランドバッグにおとなしめのパンプス。
そしてエクシオの案内に「ボールペンと、公的な本人確認書類を持参するように」との注意事項があったので、この二つをバッグに入れて、いざパーティーへ出発!遅刻はしたくないので、30分ほど時間に余裕をもって出かけました。
4種類のカード
エクシオの婚活パーティー会場は、三宮駅前に建つビルの一室。会議場のような広い部屋でした。受付で番号札をもらって中へ入ると、イスとテーブルのセットが一定間隔で並んでいます。
すでに4、5人の男女がパラパラと座っていて、一つのテーブルに男女一人ずつ座っている席と、一人だけ座っている席がありました。
私は男性が一人で座っている席に案内されました(この時点で結構ドキドキします)。
席に着くと、スタッフさんから「プロフィールカード」「チェックシート」「印象確認カード」「最終投票カード」を渡されました。ちょっとややこしいのですが
- プロフィールカード 自分のプロフィールを記入して相手に見せるカード
- チェックシート 一人の方とお話が終わるたびに相手の印象をメモしておくカード
- 印象確認カード 第一印象で気に入った相手の番号に〇をつけるカード
- 最終投票カード カップルになりたい!と思った相手の番号を書くカード
とのことです。
「プロフィールカード」には氏名・年齢・居住地・仕事・家族構成・趣味・休日の過ごし方など、結構たくさん書くところがあります。
私は、やっぱり早めに来てよかったと思いながら、一つ一つ項目を埋めていきました。
いよいよお見合い開始
やがて参加者が全員揃いましたが、男性側に一人キャンセルが出て、男性6名、女性7名です。まず、エクシオのスタッフさんからパーティーの進め方について説明がありました。
- 男性と女性が1対1でお話をする。その際、お互いをよく知るために「プロフィールカード」を交換する。時間は約5分。
- 5分経ったら男性が一つずつ席を移動して、次の相手とお話をする(そのわずかなスキマに、今話した相手の印象を「チェックシート」にメモする)。
- 一周して全員と話し終えた段階で、いったんストップ。「印象確認カード」の番号の中 から、第一印象で良いと思った相手の番号に〇をつけて提出する。
- 二周目がスタート。もう一度全員と5分ずつお話しをする。この間にスタッフさんが「印象確認カード」を集計し、自分のことを気に入ってくれた人の番号にマーカーでチェックをして返してくれる。
- 「最終投票カード」を記入して提出。結果発表。
正直なところ、説明を聞いてもよくわからなかったのですが、とにかくパーティーがスタートしました。
1周目
最初のお相手は、同じテーブルに座っていた男性です。軽くご挨拶をして「プロフィールカード」を交換し、「趣味が似ていますね」とか「最近どんな映画を観ました?」とか、お互い一生懸命話題を探して話している感じでした。
5分経つと終了の合図があり、男性が席を移動しました。私は「チェックシート」に記入しようとしましたが、すぐに次の男性とのお話しタイムが始まるので、詳しく書くヒマはありません。
「〇」とか「×」とか、「明るい」とか「真面目」とか、一言二言を書くのがやっとです。それを全ての男性と繰り返し、一周したところで「印象確認カード」を記入。私は「チェックシート」のメモを見ながら、2人の男性の番号に〇をつけて提出しました。
私が最初に〇をつけたのは、40代後半の企業経営者の男性。他の男性と比べると自信に満ち溢れて、年収もかなり高く(〇千万!!)、私のことを気に入って「一緒にゴルフに行こう」と誘ってくださったからです。実は私はインドア派でゴルフに興味はなかったのですが、気に入ってもらいたい一心で「ええ、是非ご一緒に」と答えました。
もう一人は30代の行政書士の方で、とても控えめで無口な方でした。年収は企業経営者さんとはヒトケタ違いますが、真面目そうなお人柄に好感が持てました。
2周目
そして、二周目のお話しタイムがスタート。この時は少し慣れてきて、一週目よりリラックスしてお話ができました。経営者さんは「ボクはあなたの番号に〇をつけたから、ね、ゴルフ行こうね」と、猛アピールしてきます。一方、行政書士さんは相変わらず言葉少なで、うつむき加減。私は、行政書士さんはきっと私のことが嫌いなんだと思ってあきらめることにしました。ところが…。
二周目の途中で、スタッフさんが先ほど提出した「印象確認カード」を返してくれました。チラッと横目で見ると、私が〇をつけた二つの番号に、ピンクのマーカーで印がつけてあります。
これは、私が気に入った相手も、私のことを気に入ってくれたということ、つまり経営者さんも行政書士さんも、私のことを気に入ってくださったということです。
最終投票
二周目のお話しタイムも終わり、いよいよ「最終投票カード」の記入です。
エクシオのスタッフさんからは第三希望ぐらいまで書くように言われましたが、私の悩みは経営者さんと行政書士さんのどちらを第一希望に書くか、その一点でした。
迷った末に、結局私は経営者さんを第一希望、行政書士さんを第二希望としました。
経済力は経営者さんのほうが上だし、女性をリードしてくれる魅力があるし、そして何よりキラキラしたオーラのようなものを感じたからです。一方、行政書士さんは人柄は良いのですがとにかく無口だったので、一緒にいて気づまりになるのが心配でした。
初エクシオでカップル成立!
ドキドキの結果発表
そして、いよいよ結果発表の瞬間。会場がシーンと静まり返る中、
「今回、カップルが成立したのはお一組だけでした」
というエクシオのスタッフさんの声が響きました。一組だけと聞いて私は一瞬「あれ、ダメだったのかな?」と思いましたが、読み上げられたのは経営者さんと私の番号でした。
自分がカップルとして成立した時の気分は、なんとも複雑です。嬉しいようなホッとしたような、行政書士さんに申し訳ないような…。しかし、そんな感慨にふける間もなく
「では女性の方、先に退場してください。カップル成立の方はビルの入り口でお待ちください」
と促され、女性陣は会場を出て、ぞろぞろとエレベーターホールへ移動しました。
エレベーターを待つ間は、誰も一言もしゃべらす、なんともいえない雰囲気です。全員がエレベーターに乗り込んだところで、年長者の女性がボソッと口を開きました。
「今日は男性が少なかった…」
すると、それをきっかけにエレベーターの雰囲気が一変しました。
「パーティーには何度も参加されているんですか?」
「今日はあまりイイ人いなかったですよね」
婚活のベテランらしき女性に、みんなが質問を浴びせます。
「私は〇〇という結婚相談所にも登録している。いろんなところに登録して、せっせと探さないとダメよ」
というベテラン女性の言葉を、他の女性も私も真剣に聞いていました。
エレベーターが1階に着くと、ベテラン女性はそのまま他の女性達とお茶に出かけたようでした。きっと婚活に有益な情報交換をするんだろうなと思うと、私もついていきたい気持ちになりましたが…。
そのまま初デートへ
やがて男性陣が降りてきて、バラバラとビルから出ていきました。最後にエレベーターから降りてきた経営者さんが私の前に立ち、「何か軽く食べようか。君が気に入ってくれそうなお店を知ってるよ」と。
私が「はい」と答えると、彼は5分ほど歩いた先にあるビルへと案内してくれました。
そこはSというスイーツ専門の店でした。お店の中は茶色で統一されたシックなイメージなんですが、フード系はごくわずかで、ほとんどがスイーツメニュー。チョコレートケーキ・イチゴのショートケーキ・チーズケーキ・プリン・ムース・バスチー・アイス…ありとあらゆるスイーツ類が山のように並んでいて、女性にとっては夢のような光景です。
彼は二人分の料金を払い、「好きなだけ取っておいで。コーヒーでいいかな」と、ドリンクバーへ行って二人分のコーヒーを取ってきてくれました。女性の好きそうなお店をよく知っていてリードも上手、なんて魅力的な男性なんだろうと、私は圧倒されっぱなしです。
そこで彼は、自分のことを話してくれました。父親の会社を継いで某日用品のチェーン店を経営している他、アパートも経営していること、奥様とは死別して独身生活を謳歌していること、とにかくゴルフが好きで週に2,3回はコースへ出ること。
私は彼の話を聞きながら、この人は本当に人生を楽しんでいる人だな、と感じました。エクシオのパーティーで彼にキラキラしたオーラを感じたのは、きっとこれなんだと。
二軒目に彼が案内してくれたのは、Nという昭和レトロな落ち着いた雰囲気のお店です。インスタ映えしそうな美しいカプレーゼやサーモンのカルパッチョにステーキも頂き、ビールで乾杯。しばらくして、酔いのまわった彼が小さな声で言いました。
「今日のパーティーで『印象確認カード』っていうのがあったでしょ」
「はい、第一希望を書くカードですね」
「あれね、女性7名のうち5名がボクの番号を書いたんだよ」
「えっ、そうだったんですか」
やはり女性が結婚に求めるものは、みんな同じなんですね。
「今こうして君とお酒を飲んでいるのは、二人に縁があったということだから、大事にしようね。ゴルフもボクが教えてあげるから、きっと上手になるよ」
「はい、お願いします。楽しみにしていますね」
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、最後はお互いの携帯番号とメールアドレスを交換して別れました。駅の改札口で長い間手を振る彼を見て、私はやはりこの人を選んで正解だった、エクシオのパーティーに参加して良かった、と思いました。
その夜、彼からメールをもらい、2週間後に二度目のデート。しかしこの時、実は私はゴルフに全く興味がないことを話すと、それ以来連絡が途絶えがちになり、1か月ほどで別れてしまいました。やはり自分を偽ってはいけませんね…。
今回の婚活は実りませんでしたが、それでも彼のような男性に出会えたことは、良かったと思います。婚活パーティーに参加しなければ一生会うこともなかった人ですから、ほんの短い間でも関われたことは、素敵な思い出になりました。
エクシオの婚活パーティーを終えて
パーティーに参加した感想
初めての婚活パーティーは、なんだかバタバタという感じで終わってしまいました。エクシオのスタッフさんは男性2名でしたが、どちらも親切で愛想のよい方でした。
全体的にはスムーズな運営だったと思いますが、できれば初心者にもわかりやすい説明が欲しかったです。
6名の男性は皆さん真面目そうな方ばかりでした。年齢は30代前半~40代後半、職業は経営者・医師・行政書士・会社員などさまざま、中にはバツイチで子供さんのいる方も。半分ぐらいがスーツ着用でしたが、普段着のようなラフな格好の方もおられました。
私以外の女性6名の中には、例のベテラン女性含め、すでに何度かエクシオを利用している人がいたようです。
全体の年齢は20代半ば~30代後半ぐらい、服装はおとなしめの方がほとんどでしたが、一人だけ結構派手な赤系のワンピースを着た人がいました。これは…正直なところ、あまり良い印象は持てません。
反省点
一番の反省点は、好きでもないゴルフに興味があるフリをしたこと。自分を偽ってカップルになっても、長続きしませんね。
これから婚活パーティーに参加する人へのアドバイス
初めて参加する人はネットで下調べをして、システムをきちんと頭に入れてから参加することをおすすめします。そして30分ほど早めに会場に着くこと。そうすれば落ち着いてパーティーに臨めますよ。
男性の服装は、ラフでも清潔感があれば問題ないと思います。女性はやはり「主張しすぎない無難な服装」がいいですね。お化粧も控えめにしたほうが好感を持たれると思います。
また、もしカップルになれなかった場合は、同性の方と知り合いになってお話しするのもいいんじゃないでしょうか。有意義な情報が得られるかもしれません。
まとめ・補足
カップルになれなかったけど、もう一度あの人に会いたい!という相手がいれば、エクシオに頼んで連絡先を聞くこともできます(もちろん相手が同意すれば、ですが)。
逆に、この人とは二度と顔を合わせたくない!という相手がいた場合、次に自分が申し込みたいパーティーにその相手がいるかどうか、あらかじめエクシオに確認することができます。ただしこれは女性のみが利用できるサービスです。
今回のことを教訓に、私はこれからも頑張って婚活を続けたいと思います。
この記事を読んでくださった方に、幸せが訪れますように!